「強い決意で構造改革」 料金適正化などで2030年度の経営目標達成 インタビュー SBSホールディングス(株)・鎌田正彦社長
――長期の経営目標は。
「2030年度の連結売上高目標7千億円以上」を掲げており、国際物流の強化や料金の適正化などによって実現できると考えています。利益面については、本年度「強い決意で構造改革を進める」と宣言しており①倉庫の空き坪解消に向けた営業強化②共同配送の促進③最適な人員構成への見直し④大口顧客を中心とした料金適正化の徹底―などを早期に実現します。
物流事業での利益率は、現在は2・2%となっており、食品関連などではさらに低い水準にあります。今後は、庫内オペレーションの改善をはじめとする生産性向上などを通じて、2030年までに4・5%まで引き上げる考えです。
――荷主への運賃・料金の値上げ要請については。
メーカー関連の荷主には一定の理解が得られているものの、協力会社に対する支払いの引き上げ原資に回っている状況です。小売業などは、値上げに応じてもらえる余地が小さいのが実情です。
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