100箱単位の大口輸送にも対応 「はこビュン」を事業化 JR東日本

JR東日本グループは4日、荷物輸送サービス「はこビュン」を事業化し、グループ全体で年間100億円規模の収益獲得を目指すと発表した。
4月18日から東北新幹線の新青森~東京間で客室を使用した車両貸輸送を開始するとともに、盛岡~東京間を運行するE3系新幹線1編成全号車の荷物輸送専用車両への改造(床面フラット化)に着手し本年秋に車両基地を活用した輸送を開始する。
今回の事業化の輸送対象は北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線、在来線特急および在来線で、今回の事業化により大口・車両貸切(基本輸送料金10万4500円から)を加え、1箱単位の小口から100箱単位の大口輸送まで対応していく。
予約・受付方法等については、事前の契約締結が必要な法人向けの「はこビュン」は4月からJRE MALLの予約システムを活用できるようにする。事前予約不要で、荷物1個から列車出発の30分前まで申し込み可能な「はこビュンQuick」の個人向けについては25年度内に利用可能とする。
東北新幹線の大口定期運行サービスは毎週金曜日に新青森駅午前8時29分発→東京駅11時44分着の定期運行を4月18日から開始。はやぶさ50号・E5系10両編成のうち1~2号車を活用する。取り扱いは最大200箱程度を見込み、将来的には上越新幹線ほか対象線区・区間の拡大を図る計画。
記事全文は電子版から。