創業家・経営陣賛同のもとトナミHDを買収 SPCの完全子会社に 日本郵便

日本郵便は2月26日、特別目的会社(SPC)として本年1月に設立した子会社・JWTを通じ、トナミホールディングス(東証プライム上場)の普通株式を取得する公開買い付けを行うと発表した。トナミHDは同日開催の取締役会で賛同を表明し、株主に対して応募を推奨する旨の決議を行った。
買い付けは、対象者役員の合意に基づき行うMBO(マネジメント・バイアウト)を企図し、JWTに創業家と経営陣が出資する共同コンソーシアムが実施する=下図参照。買い付け期間は27日から4月10日までを予定。買い付け価格は1株当たり1万200円で、総額926億円を見込む。共同コンソーシアムのJWTはトナミHDを完全子会社化した後、JPトナミグループに社名変更、来年6月ごろを目途にトナミHDと吸収合併を行う予定としているが、両社のどちらを存続会社にするかは買い付け成立後に検討する。完全子会社化した時点でトナミHDは非上場化する。創業家・経営陣は、引き続き経営に継続して当たり執行機能に変更はない。
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