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2025年1月13日付 3009号

12月は過去最高を更新し148に WebKIT成約運賃指数速報 全ト協・日貨協連 

 全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合連合会はこのほど、2024年12月のWebKIT成約運賃指数(速報)が、過去最高値を更新する148だったと発表した。成約運賃指数は8月に140、9月に142と2ヵ月連続で過去最高を更新したが、12月はこれらを5ポイント以上も上回り、初めて145を超えた。

 12月の成約運賃指数は、前年同月比13ポイント増、前月比8ポイント増で前年同月を上回るのは42ヵ月連続。

 12月の求車(荷物)登録件数は20万7989件で前年同月比3・5%増、前月比11・9%増。成約件数は2万2842件で前年同月比1・4%減、前月比11・3%減。成約率は11・0%で前年同月比0・5ポイント減、前月比2・9ポイント減。

 求荷(車両)登録件数は、9517件で前年同月比17・1%減、前月比12・5%減。成約件数は754件で、前年同月比17・8%減、前月比8・9%減。成約率は7・9%で前年同月比0・1ポイント減、前月比0・3ポイント増。

 追加ID数は2347で前年同月比0・1%増、前月比0・7%増、合計端末は6564で前年同月比0・8%増、前月比0・7%増。

再エネ電力調達・供給などで新会社設立 25年度中に事業開始へ ヤマトHD

森下社長 福田執行役員

 ヤマトホールディングスは7日、再生可能エネルギー由来電力などを供給する新会社「ヤマトエナジーマネジメント(YEM)」を設立した。国内発電大手のJERAグループと協業し、2025年度中に電力事業を開始、地産地消型の再エネ電力活用を進めることで、物流の脱炭素化や地域社会発展への貢献を目指していく。

 新会社は東京都中央区銀座に本社を置き、資本金は1億円、ヤマトHDの100%出資となる。ヤマト運輸の拠点や学校などに設置されている太陽光発電設備から電力を調達、同地域内の需要家に供給していくほか、太陽光発電設備への投資・管理、ヤマトグループが独自に開発したエネルギーマネジメントシステムの提供による使用電力の監視・制御等を行う。エネマネシステムは、夜間の一斉充電時の最大使用電力が上限を超えないよう自動的に制御し、EV等への充電コストを抑制する仕組み。

 JERAグループは、電気事業法で小売電気事業者に課せられている計画値同時同量制度(30分単位で電力の供給量と需要量を一致させるルール)に基づき、YEMの電力需給運用を全面的にサポートするほか、必要に応じて両グループの再エネ電力を相互融通する。ヤマト運輸とJERAは昨年10月に、再エネ電力等の設備連携と最適活用に関する基本合意書を締結している。

記事全文は電子版から。

今週掲載トピック一覧

  • ☆各界年頭あいさつ
    ☆中野洋昌国土交通大臣新春インタビュー、『物流の2024年問題解決に向けて政府一丸で』

  • ☆日本通運、「2025年オリコン顧客満足度調査」の引越会社ランキングで4年連続総合1位を獲得
    ☆ロジスティードのタイ子会社、バンコク近郊に複数温度帯の製品を1拠点で取り扱い可能な物流センターを開設
    ☆政府が2025年度予算案を閣議決定、国交省の物流効率化関係の予算は前年度比24%増額
    ☆国交省の運行管理行動化WG、業務前自動点呼の実施状況を巡り中断・中止は全体の0・1%未満であったことを報告
    ☆トラック輸送における取引環境・労働時間改善中央協議会、1運行当たりの拘束時間は減少も荷待ち・荷役時間の合計は「ほぼ横ばい」で目標未達
    ☆ロジスティードケミカル、京都府亀岡市に7棟の危険物倉庫群からなる「関西物流センター(京都亀岡)」を開設
    ☆アイシン、愛知県内の自社工場から製品を名古屋港へ輸送した後の復路便でヤマト運輸の荷物を運ぶラウンド輸送を開始
    ☆広島県、ヤマトグループのフレイターをチャーターし広島空港から成田空港まで県産品を輸送する試行運航を実施
    ☆三井倉庫HD、神戸市の自社施設「関西P&Mセンター」で再生医療等製品の製造業許可を取得し関東地区との東西2拠点体制を整備
    ☆JILSの2024年度物流コスト調査速報版、物流事業者からの値上げ要請を荷主企業の97%が受諾
    ☆帝国データバンクの最新景況レポート、トラック運送事業者と荷主企業の努力によりトラック輸送量は前年並みを維持
    ☆物流業界の新年会

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