同業他社との協業を加速 ロジ機能強化も重視 インタビュー 西濃運輸(株)髙橋 智社長
――4月の社長就任から8ヵ月が経過しました。
2024年問題が始まるタイミングでの社長就任でしたが、新たな取り組みを組み合わせていくことで、ピンチをチャンスに変えることができるとの考えの下、同業他社との協業などを加速させており、一定の手ごたえを感じています。
――具体的には。
トナミ運輸・日本郵便との共同輸送や、MDロジス(旧・三菱電機ロジスティクス)のグループ入りなどに加え、11月にはセイノーHDはじめ11社からなる物流コンソーシアム「baton」が発足しました。
――日本郵便との協業の進捗(しんちょく)は。
千田哲也社長とは定期的に情報交換を行っており、5月の業務提携発表時に掲げた「1年後の定常化」に向けて着実に取り組みが進んでいます。その一方で、実際にトラックを相手方の物流拠点に乗り入れてみると、ホームの高さが違うなどの細かな課題も見えてきましたので、これらを解決しながら積載率を上げ「空気を運ばず、空気をきれいに」を実現する輸送につなげたいと考えています。
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