新たな価値提供に向け貨物専用機を就航 成田空港でセレモニー ヤマトHDとJALグループ
ヤマトホールディングス、日本航空(JAL)、JALグループの格安航空会社(LCC)スプリング・ジャパンの3社は11日、千葉県成田市の成田空港整備地区貨物上屋Bで、ヤマトグループの貨物専用機(フレイター)就航に伴う記念セレモニーを開催した。
セレモニーでは冒頭、ヤマトHDの長尾裕社長、JALの赤坂祐二会長、スプリング・ジャパンの浅見達朗社長が主催者あいさつ。
長尾社長は、予定どおり就航日を迎えることができたとして関係者に謝意を示した上で「フレイターの時間距離を縮める力を活用して、それぞれの地域産品の販路拡大と産業の発展に貢献し、新しい輸送モードとして広く利用いただけるスキームを構築したい。当社にとっては初めての空へのチャレンジであり、まずはJALグループと一緒に安全運航に取り組んだ上で、従来なかった付加価値を提供できるよう精進していきたい」と強調。
赤坂会長は「ヤマトから相談を受けたのが2020年で、コロナ禍でどん底の状況だった。24年問題に真正面から取り組むヤマトの姿勢に感銘を受け、一緒に学びたいと考えた。それから4年の準備期間を経て今日にたどり着いたことは、非常に感慨深い」と語り、使用機材についても「小型機ながら貨物搭載量が多く、日本全国を飛び回ることができる。宅急便に最適な飛行機」と請け合った。
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