改正法案審議入り同日に加藤代行が会長就任 全ト協から要望も 自民党トラック議連
自由民主党トラック輸送振興議員連盟(自民党トラック議連)は3日、衆議院議員第一会館で総会を開き、不在となっていた会長の職に加藤勝信会長代行が就任した。総会でトラック議連に対して要望を行った全日本トラック協会の坂本克己会長は、ドライバーが自信と誇りを持って働くことのできる環境を実現するため、議連所属議員や関係行政機関の担当者らにさらなるバックアップを要望した。また、出席した議員からは、「標準的な運賃が8%上がっても、労働時間が短くなればドライバーの手取り賃金10%増加は難しい」などとして、標準的な運賃のさらなる水準アップなどを求める声が相次いだ。
総会の冒頭にあいさつした加藤トラック議連会長は、改正貨物自動車運送事業法や標準的な運賃の告示などの実現は、昨年11月に逝去した細田博之前会長が「土台を作った」との認識を示した上で、総会当日に衆議院で審議入りした物流効率化法・貨物自動車運送事業法の改正法案成立に向けて、トラック議連会長不在の状況は望ましくないことから、細田前会長から生前に後継指名を受けていた経緯を踏まえ、会長の職を務めることになったと説明した。
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