お試し輸送廃止など事業を大幅に刷新 2024年度事業計画まとめる 通運連盟
全国通運連盟はこのほど、2024年度事業計画をまとめたが、政府の物流革新緊急パッケージでモーダルシフト倍増の目標が掲げられ、目標達成に向けて官民で構成される協議会が設立されることなどを踏まえ、これまで実施してきた主力事業の「鉄道コンテナお試し輸送キャンペーン」を廃止し、新たに31フィートコンテナを活用した中距離帯のモーダルシフト推進を盛り込むなど、事業内容を大きく変更することとした。
23年度事業のうち24年度に廃止されるのは、追跡調査分まで含め6400万円の予算枠を確保していた鉄道コンテナお試し輸送キャンペーンと、3千万円を確保していた31フィートウイングコンテナなどの高規格コンテナ導入に対する助成。人材確保策の一環として行っていた就職イベントやインターンシップへの出展も取りやめる。
これらに代わって新規に盛り込まれた事業は◎東京~大阪間等の中距離帯での31フィートコンテナを活用したモーダルシフトの積極的な推進◎外国人材の活用を含めた多様な労働力確保の促進◎物流DX、フィジカルインターネットの実践等の高度物流人材の育成を図る研修の実施―など。
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