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2024年2月12日付 2967号

鉄道利用運送推進全国大会を開催 2024年度事業計画に盛り込む大会決議を採択 通運連盟

全国大会の模様

 全国通運連盟は8日、東京都千代田区のパレスホテル東京で、第17回鉄道利用運送推進全国大会を開催し、国土交通省、JR貨物、鉄道利用運送(通運)事業者らが、現在進めている取り組みの内容などを説明するとともに、2024年度事業計画に盛り込む大会決議を採択した。

 冒頭あいさつした渡邉健二会長は、国がモーダルシフト倍増を掲げ予算措置を含めさまざまな施策を展開し、JR貨物も各種の取り組みを推進していることに触れた上で「お客さまに選ばれる高品質な輸送を通じて、鉄道モーダルシフトの一層の推進と定着を図る必要がある。通運連盟もその責務と期待に応えるべく、これまで以上に邁進していく」と述べた。

記事全文は電子版から。

健康起因事故におけるアルコール依存症対策 ガイドラインなど今春にも公表へ 国交省

 国土交通省は7日、2023年度第2回の事業用自動車健康起因事故対策協議会を開き、脳・心疾患をはじめとする各種スクリーニング検査の受診状況などに関する事業者アンケートの調査結果を報告するとともに、今後はアルコール依存症や精神疾患などに関する対策について検討することを決定。アルコール依存症に関するガイドラインまたはマニュアルについては早ければ今春にも策定・公表する。

 国交省ではこれまで、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、脳血管疾患、心臓・大血管疾患、視野障害などに関するガイドラインやマニュアルを策定し、自動車運送事業者が取り組むべき対策などを示してきた。

 今後は、これらのガイドライン・マニュアルについて、最新の情報を反映させるとともに、具体的事例を織り込み事業者が確実に対応できるよう改定を行う。
 
記事全文は電子版から。

今週掲載トピック一覧

  • ☆NXHD、デジタルフォワーディングサービス「e-NX Quote」の対象国・地域を拡大
    ☆JR貨物が自動運転トラック開発のT2に資本参加、犬飼社長「貨物鉄道輸送のリダンダンシーを獲得」と強調
    ☆ヤマトHDの栗栖副社長、2024年3月期第3四半期連結決算を「決して満足いく内容ではない」と総括
    ☆ヤマトHDが2024~26年度の3ヵ年中期経営計画を発表、飛躍的な利益成長の実現を目指す方針鮮明に
    ☆斉藤国土交通大臣、第5回物流政策推進本部の会合で「2024年を物流革新元年と位置づけ全省挙げての課題解決を」と強調
    ☆運輸労連の成田委員長、物流記者会との懇談会で「実勢運賃引き上げへサプライチェーンの構造転換を」と訴える
    ☆三菱倉庫、グローバルサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量可視化と貨物輸送ルート検索を同時に実現する新システムの提供開始
    ☆NTTロジスコ、24人が参加し「フォークリフトオペレーター技能コンテスト」を開催
    ☆NTTロジスコ、千葉県八千代市に「エンターテインメントロジスティクスセンター」を開設
    ☆西濃運輸新社長に4月1日付で髙橋副社長が就任、小寺現社長は相談役に
    ☆西濃自動車学校、日本建設情報センターと連携しテールゲートリフターに関する特別教育実施へ
    ☆日本通運、三井さんふらわあと連携し「Sea&Rail」に東九州2ルートを追加
    ☆JR貨物が「パートナーシップ構築宣言」、ステークホルダーとの長期・安定的な信頼関係構築を表明
    ☆国交省、22日に東京都内で「プロドライバーの健康管理・労務管理の向上による事故防止セミナー」を開催
    ☆埼玉ト協が上尾中央総合病院に災害時の救助用車両を贈呈、13年間で累計寄贈台数28台に
    ☆フィジカルインターネットセンター、経済産業・国土交通両省と共催し2024年問題でシンポジウム開く
    ☆ファミリーマート、ヤマトグループの「クロネコ・シロネコ」キャラクターをモチーフにしたチョコレートケーキを2月22日に発売
    ☆物流業界の2024年3月期第3四半期連結決算

今週のユソー編集室

  • ▼全国通運連盟の福田泰久副会長は8日、鉄道利用推進全国大会交流会で乾杯の発声を行い、本年度中にも外国人の在留資格である「特定技能」の対象にトラックなどの運転者が追加される見込みであることに触れた。
    ▼労働人口の減少が加速化する中で、なし崩し的に外国人ドライバーの解禁が進められることには違和感もあるが、もはや背に腹は代えられない状態に近づいていることを実感する。
    ▼先の福田副会長は、自身がベトナムで現地の日本語学校の生徒と会話した際に「働ける年限が短い日本よりも、韓国や中国で働きたい」と言われたと嘆く。解禁が2024年問題解決の一策となるのか、見通しは決して明るくない。

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