働く人々が報われる「業界と社会づくり」に注力 就任会見で抱負 鶴田国交省自動車局長
7月に就任した国土交通省の鶴田浩久自動車局長は8月3日、交通運輸記者会主催の就任会見に臨み、関係閣僚会議で取りまとめられた「物流革新に向けた政策パッケージ」に盛り込まれた施策の実現などを通じて、「働く人が報われる業界づくり、社会づくり」に注力する姿勢を示した。
鶴田局長は会見の冒頭、「存在感が大きく、社会に直結している物流・自動車分野で働く人が報われることは、働く人が報われる社会づくりにつながる」との持論を展開。その上で、昨年6月の大臣官房公共交通・物流政策審議官就任からの約1年間を振り返り、「物流に追い風が吹いてきている」との認識を示すとともに、物流関係者が①価値を価格に②三方よし③ピンチをチャンスに―を念頭に、「この機会をきちんと生かすことが重要である」と強調した。また、「社会に『物流が大変な状況にある』という認識が根付きつつある中で、風をつかみ『帆を立てる』ことが持続可能な物流サービスの提供につながる」との考えを示した。
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