テールゲートリフター等の導入補助申請額が大幅超過 一部申請分で抽選を実施 国交省・全ト協
全日本トラック協会は19日、同協会が執行団体となっている国土交通省の2022年度補正予算による「中小トラック運送事業者向けテールゲートリフター等導入支援事業」の申請額が予算額の1億4千万円を大幅に超過する約2億円に達したことから、募集要領に従って一部の申請分について抽選を実施したと発表した。
同事業は、中小トラック事業者が22年11月8日~23年3月31日の間に①テールゲートリフター(TGL)②トラック搭載型クレーン③トラック搭載用2段積みデッキ―を導入した際に、導入費用の6分の1(上限設定あり)を支援するもので、2月27日~3月22日に全ト協を窓口として申請を受け付けた。
その結果、申請額はTGLが1億1688万5千円(予算額8千万円)、クレーン・デッキが8274万2千円(同6千万円)と大幅に予算額を上回った。
TGLとクレーンの申請は、1事業者当たり1台のみのところ、Gマーク事業者は2台まで、デッキについても1台分(最大3基分まで)のところGマーク事業者は2台分(最大6基分)とするインセンティブを設定していたが、申請額が予算額を超えたため、2台目への交付決定は行っていない。
交付決定に当たっては①Gマーク取得事業者②「ホワイト物流」推進運動の自主行動宣言事業者、「働きやすい職場認証制度」取得事業者、「パートナーシップ構築宣言」事業者である優遇対象事業者③優遇対象事業者に該当しない申請者―の順(いずれも1台目申請分)に行い、①と②は予算の範囲内だったためすべての申請について交付を決定。③については、国交省の担当官立ち合いの下、抽選を実施した。
申請件数・台数・金額については上表のとおり。