課題解決の糸口に 労使幹部一堂が会し第1回全国単組労使懇談会 運輸労連
運輸労連は14日、東京都千代田区のホテルニューオータニで、第1回全国単組労使懇談会を開催。全日通やヤマト運輸労組、トナミ運輸労組など全国単組12組合の労使幹部が一堂に会し、首藤若菜立教大学教授の記念講演を聴講するとともに、物流業界が直面する諸課題について意見交換を行った。
冒頭あいさつした難波委員長は、23春闘が大きな伸長を見せているとして謝意を示す一方、『人材確保春闘』で他業種でも大幅な賃上げが見られることも指摘し、賃金格差は拡大するとの見通しを示した。また、「物流を止めないために、好調な荷主企業には、サプライチェーンを支える不可欠なパートナーとして、運賃改定交渉を行っていただきたい」と求めながら、物流業界の多層構造を背景にサプライチェーン全体への適正配分も意識するよう訴えた。
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