乗務前自動点呼の実現に向けた実験内容固まる 第4回運行管理高度化検討会を開催 国交省
国土交通省は23日、都内での対面とオンラインの併用形式で2022年度第4回の運行管理高度化検討会を開き、乗務前自動点呼の実現に向け、23年度に実施する実証実験の内容について検討を行うとともに、バスで実証実験を重ねてきた宿泊施設や車内での乗務前後の遠隔点呼について、トラックにも適用する方針を固めた。
自動点呼については、今年1月から乗務後(終業時点呼)の実施が認められているが、23年度に実証実験を行い課題点などを検証した上で、乗務前(始業時点呼)にも実施できるようにすることで、点呼の完全自動化につなげる。
乗務前自動点呼で想定される課題については、機器・システムの日常点検や故障時の対応、運転者のなりすましなど乗務後自動点呼での課題に加え①健康状態の報告・確認方法の検討②車両の整備管理の維持③運転者の指示④乗務可否の判断⑤乗務不可の場合の運行停止措置―などが挙げられており、実証実験を通じて、これらの課題への対応や機器の性能要件案・評価案を取りまとめる。
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