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2023年3月13日付 2925号

駐車規制の見直し求め警視庁に要望書提出 東ト協 対象箇所の拡大など求める

警視庁交通部交通規制課の坂倉課長(右から2人目)に要望書を手渡す東ト協の原島物流政策委員長(左から2人目)

 東京都トラック協会は9日、貨物集配中車両の駐車規制見直しについて、浅井隆会長・原島藤壽物流政策委員連名で、警視庁の今村剛交通部長宛てに要望書を提出した。
 警視庁は、2019年8月21日に都内52ヵ所、21年4月7日には49ヵ所、さらに21年度中に追加で7ヵ所を、貨物集配中の貨物車に限り駐車規制の見直し箇所に指定しているが、同協会が22年12月5~16日に実施した「貨物集配中の車両に係る駐車規制の見直しに関するアンケート調査」では、回答のあった259件の半数以上の事業者が貨物専用駐車場を活用し、約9割が新たに増設した場合には貨物専用駐車場を利用したいと回答している。

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国際輸送CO2算出サービス「 NX―GREEN Calculator」の提供開始 NXHD 各輸送モードに対応

計算画面イメージ

 NIPPON EXPRESSホールディングスは6日、国際輸送における航空・海上・トラック・鉄道輸送から排出されるCO2を算出できる「NX―GREEN Calculator」の提供を開始した。
 国際輸送の輸送経路で使用する航空・船舶(河川輸送時のはしけ船等を含む)・トラック・鉄道の各輸送モードに対応し、発着地・個数・重量・輸送モードを入力するだけで、発地から着地までのCO2排出量を算出し、可視化するサービス。

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今週掲載トピック一覧

  • ☆物流統合効率化法の認定一覧(国交省本省集約分、社名公表分のみ、2021年8月~22年12月)

  • ☆経産省が「健康経営優良法人2023」を発表、多数の物流関連企業が認定受ける
    ☆WebKIT成約運賃指数、2月は123で20ヵ月連続前年同月上回る
    ☆埼玉ト協が2022年度第2回物流セミナー開催、24年問題対策で労働時間管理と賃金制度見直しについて学ぶ
    ☆警察庁調べ、2022年の事業用貨物の第1当事者死亡事故は169件で前年比31件減少
    ☆NXベルギーが医薬品輸送共同連合「Pharma Aero」に加盟、日系フォワーダー初
    ☆経産省、大規模災害時を想定した生活必需品物資の共同配送と電子タグ活用の実証実験を実施
    ☆トラック輸送における取引環境・労働時間改善千葉県協議会、総武物流の戸邉社長が荷待ち時間短縮の取り組み事例を紹介
    ☆セイノーHDなど5者、北海道厚真町でドローンを活用した避難所への救援物資配送の実証実験行う
    ☆国交省の「国際海上コンテナの陸上運送に係る安全対策会議」、2023年度以降はマニュアルの実効性を高める方策を検討へ
    ☆澁澤倉庫、サントリーHDと共同でリニューアブル燃料によるトラック輸送の実証実験始める
    ☆JR貨物の犬飼社長、コンテナ輸送の品質向上巡り「関係者で連携して、挑戦し改善する取り組みを」と強調
    ☆NXHD、プロゴルファーの原英莉花選手を起用した新テレビCMの放映開始
    ☆トナミHDが東京と富山で綿貫勝介前社長の「お別れ会」、約1700人が参列

今週のユソー編集室

  • ▼東京都トラック協会は9日、警視庁に対して駐車規制の見直しに関する要望書を提出した。
    ▼都内では2019年から段階的に駐車規制見直しの対象箇所を増やしているが、昨年同協会が会員に実施したアンケートでは回答事業者の4割超が22年中に駐車違反の取り締まりを受けていることが分かり、規制見直しの対象箇所や駐車枠数が不足している実態が浮き彫りになった。
    ▼EC物流が増加する中、駐車場所を探す時間はトラック運送業界で急務となっている働き方改革の大きな妨げにもなっている。
    ▼安全に支障のない範囲で、貨物集配中の車両については、原則見直しの対象とするような大胆な施策も必要だろう。

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