輸送量が一定以上の荷主を特定事業者に指定 持続可能な物流検討会 事務局が新規措置案を提示
国土交通省・農林水産省・経済産業省は17日、対面・オンライン併用で第6回「持続可能な物流の実現に向けた検討会」を開き、中間取りまとめの公表を報告するとともに、政府による特定荷主・物流事業者の指定や特定事業者に対する物流生産性向上計画の作成・提出義務などを盛り込んだ新たな措置案について審議した。
中間取りまとめは物流政策の方向性として「物流事業者・荷主企業・消費者が『三方良し』となる社会を目指す」として、最終取りまとめに向けては「KPIを含めたイメージを示す」と明記。焦点となっている着荷主企業の物流改善への取り組みについては、物流サービスに応じて価格を変動させる「メニュープライシング」など、物流コストの見える化を促進する施策を検討すべきとした。
また、既存法令を参考に労働時間削減や契約条件の明確化、運賃の適正収受に向けた措置について検討すべきとしている。
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