インタビュー キャッシュ流通を改革 DX駆使してプラットフォーム確立へ
NXキャッシュ・ロジスティクス㈱ 藤代 正司 代表取締役社長
本年1月1日に日本通運の警備輸送事業部がNIPPON EXPRESSホールディングス直轄の独立した事業会社として分社化した「NXキャッシュ・ロジスティクス(NXCL)」。NXグループのキャッシュ・ロジスティクス事業専門企業として新たなスタートを切った同社の藤代正司社長に経営戦略等について聞いた。
――あらためて新会社への移行の目的を。
NXHDが推進している事業ポートフォリオ見直しの一環であり、キャッシュ・ロジスティクス事業に特化し、さらに深化して専門性を高め、経営判断スピードを早めていくことを目的としたものです。
――NXCLの経営方針を。
われわれはロジスティクス事業者であるので、まずは安全・コンプライアンス・品質が基盤にあります。それを確立するための土壌として「5S3定(定位置、定品、定量)」を徹底して、業務の標準化・平準化を図っていくことが根底にあり、その上でビジョンや方針であると考えています。
新会社の未来像となるビジョンには◎日本のキャッシュ流通改革を目指す◎究極に無駄を省き、合理的で低コスト、さらに低社会負荷の仕組みを作り上げ、お客さまのコスト削減に貢献するとともに、社会にも貢献することで、お客さま、社会、当社の「トリプルウィン」の関係を構築する◎「キャッシュ・ロジスティクスプラットフォーマー」となり、さらなる事業拡大を図る―の3項目を掲げています。
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