軽貨物の実態把握へ 1万者に調査実施 国交省が「貨物軽自動車運送事業適正化協議会」の初会合開く
前号1面既報のとおり、国土交通省は1月30日、東京都千代田区の中央合同庁舎で貨物軽自動車運送事業適正化協議会の初会合を開き、貨物軽自動車運送事業(軽貨物)の現状や課題、改善基準告示の見直しなどについて関係省庁の担当官が説明を行うとともに、Amazonジャパンと佐川急便の担当者から安全に対する取り組みについてヒアリングを行った。また、軽貨物の実態把握に向け、1万者の個人事業主に対して、アンケート形式のウェブ調査を行うことを決めた。
協議会は、ECの需要拡大に伴い軽貨物による事故が増加していることから、EC事業に携わる幅広い関係者を集め、軽貨物の現状・課題や現行の法制度、新たな改善基準告示などに関する情報交換・共有を通じて、事故防止や適正な事業運営の確保、働き方改革などにつなげることを目的に設置された。
メンバーには、大手ECサイト運営会社のAmazonジャパンやヤマト運輸、佐川急便、丸和運輸機関、SBSホールディングスといった元請けトラック・軽貨物事業者、マッチングサービスを手掛けるCBcloud、ハコベルのほか、全日本トラック協会や全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会、日本フードデリバリーサービス協会といった団体が選ばれており、国交省からは堀内丈太郎自動車局長以下、岡野まさ子大臣官房審議官、村上強志安全政策課長、小熊弘明貨物課長らが参加。また、厚生労働省労働基準局監督課の担当官がオブザーバーとして加わっている。
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