上場廃止を前提に来年4月1日商号をロジスティードへ変更 日立物流
日立物流は27日、HTSKによる株式公開買い付けが28日に開始されるのを前に、公開買い付けに関する賛同の意見表明と株主への応募推奨を発表。また、一連の公開買い付けが成立することなどを条件に商号を来年4月1日に「ロジスティード」とすることを発表した。
HTSKによる公開買い付けについては、4月28日付で賛同の意見表明と応募推奨を発表していたが、10月21日にHTSKから28日に公開買い付けを開始する旨の連絡を受けたことから、27日の取締役会であらためて公開買い付けに賛同の意見を表明するとともに、株主に対して公開買い付けに応募することを推奨すると決議した。
公開買い付けは、HTSKが日立物流を完全子会社化することを目的としており、これにより日立物流株式は上場廃止となる予定。
こうしたことを踏まえ、27日の取締役会では商号を来年4月1日に「ロジスティード」に変更することも決議。「日立」「Hitachi」を使用しているグループ会社についても「ロジスティード」「LOGISTEED」に切り替えることとしており、「日立物流首都圏」では「ロジスティード首都圏」、「日立物流(中国)」では「ロジスティード(中国)」などとなる。
「LOGISTEED(ロジスティード)」は、LOGISTICSと、Exceed、Proceed、Succeed、Speedを融合した言葉で、ロジスティクスを超えてビジネスを新しい領域に導いていく意思が込められている。
日立物流は、経営ビジョン「グローバルサプライチェーンにおいて最も選ばれるソリューションプロバイダ」に向けて、2017年よりビジネスコンセプトとして「LOGISTEED」を展開してきており、今般の資本再編にあたり、「LOGISTEED(ロジスティード)」を新たな商号とすることで、創業以来の想いを礎とし、ビジネスと世界に新しい未来を実現していく姿と思いを表しているとしている。