2025年度のコンテナ輸送量196億トンキロの必達へ JR貨物が数値目標を発表
JR貨物は12日、国土交通省の「今後の鉄道物流のあり方に関する検討会」が7月に公表した中間とりまとめを受けて、2025年度の重要目標達成指標(KGI)と重要業績評価指標(KPI)を発表。コンテナ輸送量の具体的な増送目標を定め、積載率の向上を中心に目標達成を目指す姿勢を示した。
KGIは20年度に168億トンキロだったコンテナ輸送量について、25年度のチャレンジ目標を総合物流施策大綱の目標値である209億トンキロに設定し、必達目標は過去最高だった17年度の積載率を元に196億トンキロとした。
達成に向けたKPI=表参照=では、20年度に69.6%だった全日平均の積載率について、チャレンジ目標81.2%、必達目標76.5%に設定。定温コンテナと31フィートコンテナ輸送量は20年度比11.2%増、中距離帯(400~600キロメートル)の輸送は23.8%増を目指すほか、関東~関西間で5トンに満たない小口貨物の混載・共同輸送の定期ルート設定や、積替ステーションの4駅から22駅の拡大などを盛り込んだ。
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