標準的な運賃延長のハードルは高い 全ト協通常総会で坂本会長があいさつ
全日本トラック協会(坂本克己会長)は6月30日、東京都港区の第一ホテル東京で第99回通常総会を開き、2021年度事業報告などを行うとともに、都道府県トラック協会の役員改選などに伴う理事の選任・退任案を承認し、退任した秋田進副会長に代わり中村栄一新理事が就任。併せて定款の変更により専務理事枠を1人から2人に増やし、山崎薫・松崎宏則両常務理事の専務理事昇任を決めた。また、議事の最後に参加会員から、時限措置となっている標準的な運賃の延長を求める意見が出されたが、坂本会長は、「延長を求めるには少なくとも、さらに届け出を進める必要がある。延長はハードルが高いが、その時の社会・政治情勢をにらみながら、来年の秋ごろが勝負になる」とし、届け出状況や国政選挙、国会の運営状況などを勘案しながら適切な対応に努めていく考えを示した。
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