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2022年6月13日付 2890号

「自動運転車を用いた自動車運送事業における輸送の安全確保等に関する検討会」が初会合 国交省

 国土交通省は、4月に自動運転車の特定条件下での「レベル4」走行が可能となる改正道路交通法が成立したことなどを受け、「自動運転車を用いた自動車運送事業における輸送の安全確保等に関する検討会」を設置。8日に東京都千代田区の同省での対面とオンラインの併用形式で初会合を開き、自動運転車による営業用トラック・バス・タクシーの運行に必要な安全対策の検討を開始した。

 検討会は、学識経験者や全日本トラック協会の大西政弘交通・環境部長をはじめとする自動車運送事業団体の関係者などで構成され、座長は寺田一薫東京海洋大教授が務める。初会合を含め3回開催し、自動車運送事業者が従来と同等の輸送の安全等を確保して自動運転車で事業を行うことを可能とするために講じるべき事項等の検討を行う。

記事全文は電子版から。

総合優勝は日立物流首都圏の山﨑選手が勝ち取る 千葉ト協ドラコン開催

後ろ向き駐車で後方を確認する選手(上)選手は時間内に整備点検をしなければならない(下)

 千葉県トラック協会(角田正一会長)は4日、千葉市美浜区の千葉運転免許センターでトラックドライバー・コンテストを開催した。総合優勝は11トン部門に出場した日立物流首都圏機工営業所の山﨑歩選手が勝ち取った。

 冒頭あいさつした角田会長は、昨年の全日本トラック協会ドラコンのトレーラ部門に千葉県代表として出場した、日立物流首都圏輸送営業所の清田恭平選手が優勝したことに触れ「千葉県のドライバーのレベルが非常に高いことが証明されている。本年もそれに続けるよう頑張ってほしい」と激励した。

 実科競技は4トン部門、11トン部門、トレーラ部門で行われ、合計17選手が参加した。4トン部門は優勝が日通船橋運輸本社営業所の秋葉智哉選手、2位が西濃運輸柏支店の羽田圭宏選手、3位が西濃運輸木更津支店の星野広樹選手となった。

 11トン部門とトレーラ部門はそれぞれ優勝者のみを表彰。

 11トン部門では山﨑選手が、トレーラ部門ではセンコー千葉支店の髙木義明選手が、それぞれ優勝を勝ち取った。

 最優秀事業所賞は日立物流首都圏機工営業所が選ばれた。

今週掲載トピック一覧

  • ☆物流連が第23回物流環境大賞各賞を発表、大賞には日本通運の「CO2排出量の可視化による脱炭素社会実現に向けた支援ツール」が輝く
    ☆ヤマト運輸長尾社長ら幹部の会見詳報、統合1年を振り返り今後の展望等示す
    ☆ミートラックのトラック求貨求車マッチングサービス登録事業者数が500事業所を突破
    ☆日倉協が通常総会で新会長に久保三井倉庫社長を選任、会員支援策の拡充等掲げる
    ☆交通労連トラック部会が政策討論集会開く、着荷主を中心とした客先での荷待ち時間削減など働きかけへ
    ☆公取委が8万者に緊急調査、エネルギーコスト上昇分の転嫁を拒否する取引先などの企業名・法人番号記入求める
    ☆山九が関空の医薬品航空輸送でIATAの医薬品輸送品質認証取得
    ☆丸運桑原社長が決算説明会、次期成長分野の拡大へM&A・資本提携に注力する姿勢強調
    ☆ボックスチャーターの21年度事業状況は回復傾向、オプション付与率が過去最高を記録
    ☆全ト協がトラック運送事業者用CO2排出量算定ツールのトライアル版をHP上に公開
    ☆JR貨物が安全発表会を開催、吹田・愛知両機関区や神奈川臨海鉄道など表彰
    ☆国交省が「今後の鉄道物流のあり方に関する検討会」の第4回会合開く
    ☆千葉ト協海コン部会が通常総会開催、髙橋氏が6期12年で勇退し新部会長に仲田氏選任
    ☆NXHDが野球日本代表を起用した新CM「侍ジャパンSAMURAI SPIRIT2022編」放映開始
    ☆日冷倉協が通常総会、自民倉庫議連に電力の安定供給と価格安定の要望実施と報告

今週のユソー編集室

  • ▼上欄記事のとおり国土交通省は、自動運転レベル4での運行が可能となる道路交通法の改正を受け、自動車運送事業での自動運転に必要な安全対策などの検討をスタートさせた。
    ▼すでにバスでは、多くの地域で自動運転の実証実験が行われ、本格運行に近いレベルに達している例もある。トラックでも、事業場内などの限られたエリアで実験を行った例はあるが、ごく一部にとどまっている。
    ▼バスと異なり、運行の前後に荷役を伴うことが、自動運転との親和性を妨げている面は否めないが、今後発展の可能性がある荷役の自動化も見据えて、今から高い安全性と使いやすさを兼ね備えたルール作りを進める必要がある。

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