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2022年2月28日付 2876号

テールゲートリフター・ロールボックスパレットに関する構造要件策定・教育義務化などに向けた作業実態調査実施へ 陸災防

第3回検討会の模様

 陸上貨物運送労働災害防止協会(渡邉健二会長)は24日、東京都港区のメルパルク東京で「陸上貨物運送業における荷役作業の安全対策に関する検討会」の第3回会合を開き、前回会議で方向性が示されたトラック荷役時の保護帽着用義務化の対象拡大や、テールゲートリフター(TGL)・ロールボックスパレット(RBP)に関する構造要件策定・教育義務化などに向けた作業実態アンケートを実施することを決めた。

記事全文は電子版から。

防災に関する内閣府セミナーで熱海市と伊豆山土砂災害における災害支援業務の支援事例紹介 佐川急便

伊豆山土砂災害時の支援物資輸送の様子

 佐川急便(本村正秀社長)はこのほど、オンラインで開催された内閣府の「防災×テクノロジー官民連携プラットフォーム」の第3回セミナーに参加し、静岡県熱海市と共同で2021年7月に発生した伊豆山土砂災害における災害支援業務の事例を発表した。

 当日は全国の自治体や約400の民間企業が参加。熱海市で発生した土砂災害で、同社と災害協定を締結している静岡県から要請を受け、被災地における総合的な災害支援業務を熱海市へ提案、同社のノウハウを生かして行った災害支援業務について、熱海市が災害時の初動対応や支援物資の課題を、佐川急便が支援の様子を動画で紹介し、グループ各社と連携して被災地復旧をサポートしたことを説明した。

 なお、同社のYouTube公式チャンネルでは、伊豆山土砂災害時の支援物資輸送の模様を公開している。

今週掲載トピック一覧

  • ☆引越特集(1)
     各社の施策
      日通
      トナミ運輸
      サカイ引越センター
      アート引越センター
      全ト協
    ☆経済と物流の表裏分析(32)『商品価格急騰の背景』

  • ☆NXインドがデリー国際空港貨物地区内に日系フォワーダー初のロジスティクスセンター開設
    ☆SBSHD鎌田社長が抱負、30年度までにEC物流での売上高1千億円上積み狙う
    ☆三八五労組が2年ぶりの対面で年次大会開催、仲間の輪を強固に
    ☆国交省が大型車の車輪脱落事故防止に向け検討会を設置、秋ごろに報告書
    ☆日本通運が21年度の取扱実績発表、鉄道コンテナ減少し内航は積載率向上
    ☆ヤマトHDが4月1日付けでIT領域のグループ2社をYSDに統合へ
    ☆西濃運輸が愛知県あま市に名古屋西支店を竣工、ロジ・トランス機能保有
    ☆シーネットIoTソリューションズがオンラインセミナー開催、「カギ束locaTor」で無人納品をアシスト
    ☆丸和運輸機関がファイズHDの普通株式を公開買い付けし連結子会社化、EC物流強化へ
    ☆ロボットデリバリー協会、日本郵便など8社で発足
    ☆全ト協青年部会が全国大会開く、アップデート進め新たな業界づくりを

今週のユソー編集室

  • ▼21日に国土交通省がオンライン形式で開催した健康・労務管理の向上による事故防止に関するセミナーで、「運転と視野」をテーマに講演した眼科医の岩瀬愛子氏は、緑内障が自動車の運転に与える影響の大きさを指摘した。
    ▼緑内障は視野の一部が欠けるが視力は最後まで保たれていることが多く、通常の検査では判明しないこともあり、視野異常のあることを知らないまま運転している人も少なくないという。見えていると思っている「視界の陰」にいる歩行者に気づかず、トラックを運転している人がいると思うと背筋が凍る。
    ▼ほかの病気と同様に早期発見がカギであるそうだから、その仕組みづくりを急ぐ必要がある。

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