燃料価格高騰による経営危機の突破へ総決起大会を開催 全ト協
全日本トラック協会(坂本克己会長)は2日、東京都千代田区の自民党本部で全国ハイヤー・タクシー連合会(全タク連、川鍋一朗会長)・日本バス協会(バス協、清水一郎会長)と共催で、燃料価格高騰経営危機突破総決起大会を開催。新型コロナウイルス感染拡大や燃料価格高騰で公共輸送機関としての使命維持が困難な状況を広く社会に訴えるとともに、燃料高騰分の価格転嫁のための対策実施を柱とする決議を採択した(関連記事4面参照)。
記事全文は電子版から。
全日本トラック協会(坂本克己会長)は2日、東京都千代田区の自民党本部で全国ハイヤー・タクシー連合会(全タク連、川鍋一朗会長)・日本バス協会(バス協、清水一郎会長)と共催で、燃料価格高騰経営危機突破総決起大会を開催。新型コロナウイルス感染拡大や燃料価格高騰で公共輸送機関としての使命維持が困難な状況を広く社会に訴えるとともに、燃料高騰分の価格転嫁のための対策実施を柱とする決議を採択した(関連記事4面参照)。
記事全文は電子版から。
ヤマト運輸(長尾裕社長)と日野自動車(小木曽聡社長)は11月24日、日野が開発中の小型BEV(Battery Electric Vehicle)トラック「日野デュトロZEV」を用いた集配業務の実証実験を開始した。
車両の特徴は①床面地上高が約40センチメートルの超低床②普通免許で運転可能③ウォークスルー構造―などで、荷物積載重量は約1トン、充電は普通5~6時間・急速1時間、満充電時の航続距離は100キロメートル以上としており、来年初夏の発売を予定している。実験は来年5月末までの約6ヵ月間実施、東京都日野市のヤマト運輸日野台センターと、埼玉県狭山市の同狭山中央センターに各1台を配備し、実際の集配作業に従事する。
両社は実験開始に先立ち、東京都日野市の日野本社で報道関係者に車両を公開。ヤマト運輸の小澤直人グリーンイノベーション開発部モビリティ課長は、今回の実験が2050年までにCO2排出実質ゼロを目指す同社の目標達成に向けた取り組みの一環と説明した上で「環境配慮は重要だが、集配の現場で使いやすい車両であるかどうかも重要で、これまでも日野と意見交換を行ってきた。実験ではCO2削減効果と、現場での実用性を検証していく」と語った。
☆経済と物流の表裏分析(27)『トリガー条項発動に関する考察(その1)』
☆2024年問題への対応(3)『TAKAIDOクールフロー』
☆日通がエコトランス・ナビを開始 国内輸送に伴うCO2排出量を可視化
☆ヤマト運輸がドローンを利用した医療商材や処方薬輸送の実証実験を岡山県和気町で開始へ
☆ウイングアーク1st、請求書のペーパーレス化ソリューション「SPA Cloud」を物流企業に導入
☆日本物流記者会選定、第7回物流人間大賞に渡邉健二氏
☆エコモ財団がエコドライブシンポジウム開催、コンクールで国際自動車が大賞に
☆自民党トラック議連が総会、会長代行に加藤前官房長官
☆日通が7~9月の国際業績発表、売上高2桁増で推移
☆日通が中国の上海・羊山地区に輸出用新倉庫を稼働
☆セイノーHDほか、ドローン活用による牛の検体輸送に成功
☆丸運の桑原社長がオンラインで決算会見、成長分野への対応強化目的に長期ビジョンの見直しへ
☆サントリーロジスティクスが11月に浦和美園配送センター稼働、自動フォークリフトで負荷軽減を推進
☆日本郵便と楽天グループ、EC複数店舗での購入商品をまとめて配送できるアプリの提供開始
☆東ト協・東京都、貨物車からのCO2排出削減推進へAI用いた配送計画の最適化を実証実験
☆東ト協運輸安全委員会がドラコンを1日で開催する方向で調査・検討
☆秡川国交省自動車局長が燃料高騰の荷主対策、「まずはソフトなやり方で」当面は働きかけにとどめる考え示す
☆物流連池田会長が会見、カーボンニュートラルへの取り組みに積極姿勢
☆全ト協が理事会を開催し22年度事業計画の骨子案などを承認
☆日通の原英莉花選手が大王製紙エリエールレディスオープンで優勝
☆日通が上海外高橋港総合保税区で物流業者として初めて組み立て加工業務を行うライセンス取得
☆神奈川臨海鉄道ほか、横浜本牧駅で鉄道コンテナSDGs見学商談会を開催
☆トナミHDが南特別顧問のお別れ会をしめやかに開催
▼今年も冬がやってきた。気象庁の3ヵ月予報によれば、日本海側の降雪量は平年並みか多い可能性が高いという。となれば、心配になるのは道路の状況だ。
▼昨冬は関越自動車道と北陸自動車道で、豪雪により合わせて約3700台もの車両滞留が発生し、ドライバーの命の危険すら感じさせる事態に陥った。このため国土交通省では、予防的通行止めなど「大規模な車両滞留を徹底的に回避する」方針に切り替えた。
▼関越自動車道の車両滞留では、一部の大型トラックの冬タイヤが摩耗し性能が低下していたことも原因の一つとされた。止められない大雪を前に、タイヤのチェックなど、できるだけの体制は整えておきたい。