常任理事会等開く 副会長15人体制整い第3期坂本体制本格始動 全ト協
全日本トラック協会(坂本克己会長)は8日、東京都港区の第一ホテル東京で第222回常任理事会・第192回理事会合同会議を開き、6月に開いた総会で選定した9副会長に加え、6人を新たに副会長に選定。副会長15人体制が整い、3期目を迎えた坂本体制が本格始動した。
冒頭あいさつで坂本会長は、大雨による静岡県内での土石流被害にお見舞いを述べた上で、「新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでおり、コロナ収束の折には、われわれエッセンシャルワーカーの出番」と語り、コロナからの回復局面でも、国民の暮らしや経済活動をトラック運送業界挙げて支えていく姿勢を強調した。
また、回復後には「新しい時代が来る」とし、トラック運送業界でも新技術の導入に努めていく必要があるとの考えを強調。新たな取り組みによる業界の活性化と、公正競争の推進を進め、「正直者がばかを見ないよう、適正化というブレーキと活性化というアクセルで、日本の暮らしと経済をしっかりと支えていきたい」と述べ、新たな執行部一丸となって実現に努めるとの姿勢を示した。
さらに、6月28日に千葉県八街市で発生した白ナンバーの自家用トラックによる飲酒死亡事故について、「緑ナンバーに対する偏った報道」を行った一部報道機関に抗議したことを報告した。
副会長の選定では、小丸成洋役員選考委員長が田中亨、楠木寿嗣、馬渡雅敏、吉田修一、山口嘉彦、吉野雅山の6氏を提案し、承認された。