国内の最適サプライチェーン構築実現へ戦略的パートナーシップを締結 世界規模の展開も ヤマト運輸・ロクシタン
ヤマト運輸(YTC、長尾裕社長)は20日、南仏をイメージした化粧品・香水・スキンケア製品メーカーのロクシタンジャポン(天野総太郎社長)との間で、顧客満足度のさらなる向上に向けて、YTCが保有する全国110ヵ所以上の倉庫ネットワークと輸配送ネットワークを組み合わせ、日本国内の店舗と公式通販サイト販売での最適なサプライチェーンの構築を実現する、戦略的パートナーシップに合意したと発表した。
ヤマトグループの国内外の緻密な輸配送ネットワークと、110ヵ所以上の倉庫ネットワークを組み合わせ、ネットワーク上で店舗・公式通販サイト在庫を絶えず一体で流動化させるとともに、各状況に合わせた最適な輸送方法をTMS(Transport Management System)でコントロールすることで、在庫の偏りや欠品の解消、輸送コストの低減やスピード配送・納品を実現する。
最適化されたサプライチェーンにより、店舗販売員が販売に注力できる環境や、公式通販サイト購入商品の受取可能日の前倒し、受け取り方法の多様化など、購入者の満足度向上を図っていくとしている。
両社は取り組みの目標として、ロクシタンジャポンの物流コスト削減や、3年後の化粧品業界全国ナンバー1およびロクシタングループ内世界ナンバー1の高性能ネットワークの確立を掲げており、日本でのサプライチェーンモデルを確立後、グローバルスタンダードモデルとして、世界90ヵ国以上に及ぶロクシタングループ各国への展開を目指していく。