インタビュー 第一貨物(株)代表取締役社長 米田総一郎氏
80周年迎え次なる飛躍へ コロナ禍でも改革実現 現場の努力に敬意
――社長就任以来の取り組みは。
まずはコロナ禍の真最中でしたから、7月以降の修正計画を策定しました。計画では当初、特積み部門で前年同期比10%の物量減と収入減を想定していましたから、それに応じて外部に委託している業務を減少させ自社に取り込むことで、社員の給与水準維持とコストダウンの両立を目指しました。
同時に「週2休制」も導入しました。それまでは土曜日を交替しながら休む形で4週6休制としていたものを、4週8休制にしました。「週休2日制」と違うのは、土曜日を必ずしも休みにしないという点です。土曜日の集配ニーズに引き続き応えていきながら4週8休制を実現するために、まずはお客さまの理解・協力を得て、土曜日の集配を金曜日や翌週月曜日に移せないか伺いました。そうして土曜日の業務量と出社人数を減らした上で、土曜日に勤務する社員が平日に休んでも、誰かがカバーできる体制を構築したのです。同時に生産性も挙げていかなければいけませんから、簡単な話ではありませんでした。
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