中期経営計画を策定「Oneヤマト2023」、売上高2兆円へ ヤマトHD
ヤマトホールディングス(長尾裕社長)は1月29日、2021~23年度を期間とする経営計画「Oneヤマト2023」を発表した。
4月のワンヤマト体制への移行を踏まえ①データ分析に基づく経営資源の最適配置②グループインフラの強靭化③サプライチェーンをトータルに支援するビジネスパートナーへの進化④「ECエコシステム」の最適解の創出⑤資本効率の向上⑥「運創業」を支える人事戦略の推進⑦経営体制の刷新とガバナンスの強化⑧データ戦略、イノベーション戦略の推進⑨サステナブル経営の強化―の9項目を重点施策に設定。最終年度に売上高2兆円(20年度予想比19.0%増)、営業利益1200億円(同46.3%増)、経常利益1200億円(同46.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益720億円(同67.4%増)、ROE(自己資本利益率)10.0%(同2.2ポイント増)を目指していく。
九つの重点施策の着実な実行に向けて、車両、施設、機器等のメンテナンスなど経常投資の2千億円に、基幹システムの刷新などデジタル投資の1千億円、建物と荷役機器等に500億円ずつの成長投資を加え、3年間で合計4千億円の投資を行うとしている。