佐川急便等による鉄道とタクシーの貨客混載、国土交通大臣が表彰 グリーン物流パートナーシップ会議
国土交通省・経済産業省・日本ロジスティクスシステム協会(遠藤信博会長)・日本物流団体連合会(渡邉健二会長)は13日、東京都千代田区の日経カンファレンスルームで「第18回グリーン物流パートナーシップ会議」を開催し、荷主・物流事業者の連携による物流効率化の取り組みに顕著な功績のあった優良事業者に対する表彰や、受賞企業による事例発表が行われた。
冒頭あいさつで赤羽一嘉国土交通大臣は、物流の生産性向上への取り組みは個々の企業だけでは限界があり、荷主や物流事業者など立場を乗り越えた関係者間で課題を認識して解決することが重要であると指摘。その上で、第18回会議で表彰対象となった事例は、鉄道とタクシーによる貨客混載など革新的な取り組みであるとの考えを示し、今後もパートナーシップがさらなる広がりを見せることに期待すると述べた。
表彰された取り組み内容・事業者は次のとおり。
【国土交通大臣表彰】「日本初の鉄道とタクシーを組み合わせた貨客混載」=佐川急便、JR北海道、天塩ハイヤー
【経済産業大臣表彰】「店頭用販促物の3社共同配送事業」=ユニ・チャーム、ライオン、資生堂、トランコム、日立物流ソフトウェア、
【国土交通省物流審議官表彰】「食品、日用品メーカー混載による輸送効率化への競創」=日本パレットレンタル、キユーピー、サンスター、関光汽船、キユーソー流通システム
【経済産業省商務・サービス審議官表彰】「共同幹線ラウンド輸送の取り組みにおける物流の効率化・強靭化」=キユーピー、伊藤ハム米久ホールディングス、キユーソー流通システム、JR貨物、全国通運
【グリーン物流パートナーシップ会議特別賞】「スーパーフルトレーラSF25を活用した共同輸送による物流効率化」=ヤマト運輸、日本通運、西濃運輸、日本郵便
【グリーン物流パートナーシップ会議特別賞】「全国2900店舗における店舗配送強靭化事業」=日本マクドナルド、HAVIサプライチェーン・ソリューションズ・ジャパン、富士エコー
【グリーン物流パートナーシップ会議特別賞】「フレキシタンクを活用したJR12=汎用コンテナによる液体輸送の実現」=釜石鉱山、三八五通運、JR貨物、日本物流