男性運転者の平均賃金は7年前より5%以上増加 18年度実態調査結果 全ト協
全日本トラック協会(坂本克己会長)は4月23日、2018年度版のトラック運送事業の賃金・労働時間等の実態を公表。18年5~7月の男性運転者(牽引・大型・中型・準中型・普通)の1人当たりの1ヵ月平均賃金は、33万9500円で、7年前の前回調査を5.9%上回っている。
調査は、トラック運送事業に携わる従業員の賃金や労働時間、福利厚生などの実態を把握して、労働環境改善に役立てるための基礎資料とすることを目的に行われ、今回の調査は2011年以来7年ぶりに実施された。
調査対象の一般事業者2298社、特積み事業者195社の合計2493社に対し全ト協から事業者に調査票を郵送。
このうち一般619社(回答率26.9%)、特積み46社(23.6%)の合計665社(26.7%)から有効回答を得た。
調査対象期間となった18年5~7月に支給された全職種の1人当たり1ヵ月平均賃金は、特積みが32万8400円で前回調査より4.4%増加、一般が32万8900円で6.0%増加している。年間賞与の1ヵ月平均額を加えた月額は特積みが37万3700円で5.6%増加、一般が36万9200円で6.9%の増加となっている。
男性運転者の賃金は、特積みでは34万2200円で5.5%増加、一般では33万8500円で6.2%増加している=左上表。
年間賞与の1ヵ月平均額を加えた月額は特積みが38万6600円で8.0%増加、一般が36万9700円で5.8%の増加となっている。