東京グローバルロジゲートを大田区京浜島に竣工、海上輸送の玄関口に YGL
ヤマトグローバルロジスティクスジャパン(YGL、金井宏芳社長)は25日、海外と日本を結節する海上輸送の玄関口となる「東京グローバルロジゲート」を、東京都大田区に竣工させる。稼働開始は3月5日を予定。
「東京グローバルロジゲート」は、大田区京浜島1の3の3に所在。敷地面積は1万896平方メートル、建物が地上4階(倉庫3階)建て、延べ床面積1万9931平方メートルの規模。4階に空調施設を、2階の一部に恒温恒湿保管庫、貨物用エレベーター4基を設置し、CFS(輸出入混載コンテナ用上屋)、ロジスティクス、海外引越、美術品輸送・収蔵サービスを提供していく。
東京港(大井コンテナ埠頭)や東京国際空港(羽田空港)、JR貨物の東京貨物ターミナルがいずれも4キロメートル圏内にあり、ヤマトグループ最大の総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」とも約2キロメートル、特殊梱包等を提供するヤマトパッキングサービスの「京浜島流通トリニティセンター」とは隣接するという立地の優位性を生かし、高効率・高品質な物流の提供を目指す。
また、輸入時に通関業務を行わず保税状態のまま施設内で検品・ラベル貼り等の流通加工作業を行うよう保税蔵置場の設置も申請中で、顧客の輸送コストやリードタイムの短縮に貢献していく考えとしている。
さらに、施設内のエリアごとに適切なセキュリティー基準を設定。基準に従い多数の防犯カメラや24時間有人警備を配備するなど、高度なセキュリティーを必要とする商材についても、安心・安全な取り扱いが可能になるとしている。