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2019年1月21日付 2732号

東京グローバルロジゲートを大田区京浜島に竣工、海上輸送の玄関口に  YGL

東京グローバルロジゲートの完成予想図

 ヤマトグローバルロジスティクスジャパン(YGL、金井宏芳社長)は25日、海外と日本を結節する海上輸送の玄関口となる「東京グローバルロジゲート」を、東京都大田区に竣工させる。稼働開始は3月5日を予定。

 「東京グローバルロジゲート」は、大田区京浜島1の3の3に所在。敷地面積は1万896平方メートル、建物が地上4階(倉庫3階)建て、延べ床面積1万9931平方メートルの規模。4階に空調施設を、2階の一部に恒温恒湿保管庫、貨物用エレベーター4基を設置し、CFS(輸出入混載コンテナ用上屋)、ロジスティクス、海外引越、美術品輸送・収蔵サービスを提供していく。

 東京港(大井コンテナ埠頭)や東京国際空港(羽田空港)、JR貨物の東京貨物ターミナルがいずれも4キロメートル圏内にあり、ヤマトグループ最大の総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」とも約2キロメートル、特殊梱包等を提供するヤマトパッキングサービスの「京浜島流通トリニティセンター」とは隣接するという立地の優位性を生かし、高効率・高品質な物流の提供を目指す。

 また、輸入時に通関業務を行わず保税状態のまま施設内で検品・ラベル貼り等の流通加工作業を行うよう保税蔵置場の設置も申請中で、顧客の輸送コストやリードタイムの短縮に貢献していく考えとしている。

 さらに、施設内のエリアごとに適切なセキュリティー基準を設定。基準に従い多数の防犯カメラや24時間有人警備を配備するなど、高度なセキュリティーを必要とする商材についても、安心・安全な取り扱いが可能になるとしている。

国交省等が全国で荷主と運送事業者の協働改善セミナーを開催、合計6回

 国土交通省は2月5日の名古屋を皮切りに、全国で「荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたセミナー」を開催する。

 荷主と運送事業者を対象に、厚生労働省、経済産業省とともに開催するもので、昨年11月に策定した「荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドライン」や、12月に取りまとめた「トラック運送サービスを持続的に提供可能とするためのガイドライン」の内容を中心に、改正貨物自動車運送事業法や各種取引関係のルールなどについて説明を行う。

 東京・大阪・名古屋・福岡・札幌で合計6回開催する。開催日と会場、定員は左上表のとおり。

 参加費は無料。参加を希望する場合は、各会場の開催1週間前までに、業務委託先である野村総合研究所にウェブから、もしくはファクスで申し込む。

 ウェブの場合は、https://totaleventmanager.jp/events/17から、メールタイトルを「荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたセミナー」とし①参加会場名②所属・役職・氏名(複数名で参加の場合には全員分)③連絡先(メールアドレス・電話番号、複数名の場合には代表者のみ、1団体当たり最大2人まで)―を記載して送付する。

今週掲載トピック一覧

  • ☆物流業界の新年会
    ☆物流応援歌(10)『スマホ社会を考える SNS社会におけるF to F関係の重要性』
    ☆ウォッチ(92) 『2019年の中国経済と物流の展望』

  • ☆SBSHDグループのGマーク取得率86.4%に、18年度は新規に8事業所
    ☆ヤマト運輸が医薬品物流の新流通ネットワーク構築へ、アルフレッサと共同で研究会設立
    ☆国交省が送電設備の上空をドローンハイウェイに活用へ、検証実験を埼玉県内で開始
    ☆帝国データが人手不足倒産調査、6年間の累計で「道路貨物運送」が43件で最多
    ☆コンビニ大手が千葉県で駐車場を共同利用、経産省支援で運用開始
    ☆JR貨物の真貝社長がコメント、実績復調に手応えも繁閑格差へ対応を
    ☆19年の引越繁忙期需要予測、一般紙と業界の予測に乖離
    ☆日通総研、ロボットを活用した物流事務効率化セミナーを2月6日に開催
    ☆セイノーHDの田口社長が新年互礼会でスローガン「共創」の意義・必要性伝える
    ☆佐川急便が保冷コンテナの動力を充電式電池パックに変更、航空フォワーダー初
    ☆国交省自動車局の平嶋貨物課長、改正貨物自動車運送事業法について準備の整ったものから順次施行へ
    ☆トピック 『日本橋付近の高速道路地下化、物流への影響低減策探る、国交省 検討会設置し昨年末会合』
    ☆東ト協が理事会を開催、18年の会員第一当事者死亡事故は1件に減少
    ☆東ト協が「過労死等防止・健康起因事故防止セミナー」を2月8日に追加開催、前回の好評を受けて

今週のユソー編集室

  • ▼新年会シーズンたけなわ。かつてに比べ、ソフトドリンクで乾杯する方が増えた気がするのは、健康志向かご時世か。
    ▼歓談しながらたばこを吸う風景も過去のものとなった。たばこの害は今更論じるまでもないが、現場が主役ともいえる物流の世界では、息抜きの大事な相棒として健在のようだ。
    ▼配送車両乗務中の喫煙を禁止した大手物流事業者の英断には当時多くの称賛の声が寄せられたと聞くが、今では当然の流れとなり、事務職でも勤務時間中の禁煙を励行する職場が増えているという。
    ▼たばこメーカーのキャッチフレーズではないが、「吸う人も吸わない人も気持ちよく」過ごせるルールの整備が急務だ。

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