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2018年7月30日付 2711号

インタビュー 日本貨物鉄道(株) 真貝康一代表取締役社長
西日本豪雨災害への対応 代行輸送力の増強へ全力、信頼確保が先決

 今年6月に就任したJR貨物の真貝康一社長。西日本豪雨災害への対応や、総合物流企業を目指す新社長としての抱負などを聞いた。2週連続で掲載する。

――西日本豪雨で被災地を回られたと聞いています。

 11日に岡山県で現地の状況を確認し、その後JR西日本本社を訪ねて、早期復旧を要請しました。今回の豪雨災害の特徴は、山陽線という大動脈が、複数箇所で大きな被害を受けて不通になったことですが、崖の崩落と路盤の流失が同時に発生し、線路が宙づりになっている状況などを確認してきました。

 14~15日にも広島県と岡山県に入り、代行輸送態勢の確認や現場社員の激励を行ってきました。あわせて、鉄道利用運送事業者や真荷主など、お客さまのところにもうかがいました。現場の士気は非常に高く、また、JR西日本・JR四国・利用運送事業者はじめ関係各社には最大限のご協力をいただいており、感謝しています。

インタビューの続きは電子版かコンビニプリントサービスでお読みいただけます。

インド発欧州・米国向け複合一貫輸送開始  日通

 日本通運(齋藤充社長)は26日、インド各地から欧米・アフリカに向けた国際複合一貫輸送サービス「NEXSAO―AIR SAT INDIA(SEA&AIR)」を発売した。

 インド日本通運がインド各地から集荷した貨物をドバイ(ジュベル・アリ港)まで海上輸送、港から空港(ドバイ国際空港)まで保税転送し、中東日本通運の手配で欧米・アフリカ各国まで航空便で輸送する一貫輸送サービス。航空輸送より安く、海上輸送より早いサービスとなる。

 対象発地はデリー・ムンバイ・アーメダバード・チェンナイ・ベンガルール、対象仕向地は◎米州=アメリカ・カナダ・メキシコ・ブラジル◎欧州=ドイツ・オランダ・イギリス・アイルランド・ベルギー・フランス・イタリア・スペイン・スイス・ポルトガル・トルコ・ロシア(モスクワ)◎アフリカ=南アフリカ・エジプト・モロッコ。

今週掲載トピック一覧

  • 夏季第2特集号
    ☆車両整備特集
     日通商事整備製作部
     SGモータース
     ヤマトオートワークス
    ☆臨海鉄道特集『輸出用紙パの増送へ、国内需要の減少背景に~八戸臨海鉄道』
    ☆アベノミクス物流にとって『吉』か『凶』か(105)『来年10月の消費税増税は粛々と実施されるのか(その1)』

  • ☆JMTが京浜ターミナル構内で新物流施設ダイナベースの竣工式を開催、新ステージの第一歩に
    ☆全ト協のGマーク申請受理7486事業所に、7月豪雨で特例措置
    ☆ヤマトHDとJALがフランスでの日本食材の販路拡大プロジェクト開始、9月にパリにアンテナショップ開設
    ☆日通が「海外展開ハイウェイ」のサービス充実図る、PL保険をパッケージに加える
    ☆日通が「重慶SEA&RAIL」サービスに寧波ルートを追加、リードタイム5日短縮
    ☆国交省幹部人事、新事務次官に森技監が昇任

今週のユソー編集室

  • ▼酷暑の夏だ。テレビからは毎日、「東京は朝から危険」「命に関わる暑さ」など、およそ気象予報とは思えない、物騒な言葉が飛び出てくる。
    ▼埼玉県では、国内観測史上の最高気温を更新、東京都でも史上初めて40度超えが観測された。気象庁は「災害レベル」と表現し、水分の摂取や冷房の使用を呼び掛けるなど、対策をとるよう訴えている。
    ▼気温の高さが災害レベルというのなら、物流現場など戸外での作業に従事している人々は、毎日被災していることになる。災害復旧に尽力している方を含め、体調を崩されないよう、願ってやまない。荷主にも、現場が毎日“被災”していることを、忘れないでほしいと思う。

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