新東名浜松SAに中継物流拠点を整備、遠州トラックと共同で 中日本高速
中日本高速(宮池克人社長)は4月25日、浜松市の新東名高速浜松サービスエリア(SA)下り線に、高速道路会社の事業として初となる中継物流拠点整備を行うと発表。東京~大阪間のほぼ中間地点に物流の中継拠点が整備されることで、トラックドライバーの長時間労働改善など「働き方改革」に寄与するものと期待される。
拠点整備は地元トラック事業者の遠州トラックとともに行うもので、今夏の開業を予定。約8千平方メートルの敷地にセミトレーラー対応の駐車マスを30区画用意し、監視カメラや防護柵などを設置する。利用には、事前登録を行い、郵送されるICカードを使用して拠点に入退場する。事前に利用時間帯をウェブ上のシステムで予約する必要がある。1回当たりの利用料は600円を予定。
浜松SAは、大阪府吹田市の名神高速吹田インターチェンジ(IC)から246キロメートル、東京都世田谷区の東名高速東京ICから224キロメートルと、東京~大阪間のほぼ中間に位置することから、トレーラー交換やドライバー交代などを行うことでドライバーの日帰り運行が可能となるなど、トラック業界で喫緊の課題となっている働き方改革につながるものと期待される。