エコドライブコンクール審査結果を発表、国土交通大臣賞は西濃運輸に決定 事業部門380件から選出
交通エコロジー・モビリティ財団は10日、2016年度「エコドライブ活動コンクール」の審査結果を発表、国土交通大臣賞に西濃運輸、環境大臣賞にネスレ日本営業本部東京支社が、それぞれ選ばれた。
警察庁・経済産業省・国土交通省・環境省で構成される「エコドライブ普及連絡会」が策定した「エコドライブ普及・推進アクションプラン」の推進に向け、エコモ財団は全日本トラック協会など運輸関係を含む16団体による「エコドライブ普及推進協議会」の事務局を務めるなど、エコドライブの積極的な普及推進活動に取り組み、その一環として開催している。
今回の応募件数は431件(1181事業所・従業員数6万1486人・車両台数3万4467台)で、このうち国土交通大臣賞の対象となる事業部門には380件(805事業所・従業員数4万1291人・車両台数2万9041台)の応募が寄せられた。審査は学識経験者・専門家等で構成される審査委員会(審査委員長=大聖泰弘早稲田大学理工学術院教授)が行い、国土交通大臣賞に西濃運輸を選出。このほか事業部門の優秀賞として、丸大トラック(北海道)、カメイ物流サービス多賀城営業所(宮城県)、磐城通運植田支店火力営業所(福島県)、上越運送(新潟県)の4社・事業所を、優良賞として33事業所を、それぞれ選出した。また、表彰規定で「より上位の賞でなければ連続して受賞できない事業者で、優良賞相当以上の取り組みを継続していると評価された事業所」および「一定レベル以上の取り組みをしていると評価された事業所」56事業所に「エコドライブ優良活動認定証」が授与される。
大臣賞・優秀賞の表彰は、18日に東京都千代田区の内幸町ホールで開催される「エコドライブシンポジウム」で行われる。