13年度の宅配便実績、ネット通販需要増大で4年連続の増加 国土交通省
国土交通省は17日、2013年度の宅配便取扱実績を公表。取扱個数は36億3668万個で前年度比3.1%増となり、4年連続で増加した。また、メール便も前年度比3.0%の増加となっている。
2013年度の宅配便取扱実績のうち、トラックによるものは、35億9505万8千個で前年度比3.1%増。増加の背景には、インターネットを活用した通信販売需要の増加や運送事業各社の新規開拓努力などがあるとみられる。
取り扱いシェア上位3社を便名別にみると、「宅急便」(ヤマト運輸)が46.3%、「飛脚宅配便」(佐川急便)が33.9%、「ゆうパック」(日本郵便)が11.9%となっており、上位3ブランドで92.1%を占めている。
航空等利用運送は4162万個で前年度比4.0%増。便名別シェア上位は、「飛脚航空便」(佐川急便)が21.8%、「宅急便」(ヤマト運輸ほか2社)が17.1%、「フクツー航空便」(福山通運ほか1社)が2.3%などとなっている。
メール便は、56億3771万7千冊で前年度比3.0%増。便名別にみると、トップの「ゆうメール」(日本郵便)が33億2420万6千冊で59.0%を占める。次いで「クロネコメール便」(ヤマト運輸)が20億8483万1千冊で37.0%。上位2ブランドで96.0%を占める。
以下、「ポストウェイメール便」(ポストウェイ)が8742万7千冊(1.6%)、「飛脚メール便」が7088万9千冊(1.3%)、「中越メール便」が6344万2千冊(1.1%)などとなっている。