会員19社と協力して9月に合同インターンシップ開催 物流連
日本物流団体連合会(物流連、川合正矩会長)は1日から、「第1回合同企業インターンシップ」への参加を希望する学生の募集を開始した。
合同インターンシップは、学生に物流を広く理解してもらうことを目的に、物流連とその会員企業19社が協力、今年9月8日から12日までの5日間実施する。学生は初日と最終日に東京・千代田区の海運クラブで物流連のイベントに参加し、中間の3日間は各物流企業を訪問する内容。大学生、大学院生、高等専門学生、短大生、専門学生の全学年を対象としており、合計で100人程度を募集する。
募集の締め切りは7月31日を予定しているが、募集状況によって締切日が前後にずれることもある。申し込みは就職情報サイトから行う形で、希望する業種やその理由、訪問したい具体的な社名などを記入させる。このほか告知のため、関東近県の大学などを対象に、リーフレットを配布する予定。
物流連がプログラム全体をコーディネートしており、あらかじめ参加企業の意向に添って複数コースを準備し、学生が希望する実習内容とのマッチングを図って振り分ける。学生への呼びかけや契約関係の手続き、保険の加入等についても物流連が窓口で対応する。
業界団体がインターンシップの前面に立つことは珍しく、物流連では参加する学生について、企業訪問を通して普段目にすることがない物流現場の最前線を見学・体験し、物流業の重要性や先進性について理解を深め、職業意識の育成を図ることができるとしている。
インターンシップのプログラムと参加19社は、次のとおり。
【プログラム】
◎9月8日(月)
『オリエンテーション』=物流業の社会的役割について学べる講演会の開催、業界で働く若手社員の代表者たちの紹介等。
『合同企業セミナー』=物流企業19社が一堂に集まった会場で自由に業界研究。
◎9月9日(火)~9月11日(木)
『各企業訪問』
◎9月12日(金)
『グループ活動』=4日間で学んだことを仲間と共有。
『座談会』=若手社員との交流の場。
【参加企業(50音順)】
上野トランステック、栗林商船、佐川急便、佐川グローバルロジスティクス、山九、商船三井、西濃運輸、東陽倉庫、トナミ運輸、ニチレイロジグループ本社、日通商事、日本貨物鉄道、日本通運、日本郵船、日本パレットレンタル、日本ロジテム、日立物流、丸運、ヤマト運輸。