先進環境対応型車とエコタイヤ導入補助で2次募集実施 全ト協
全ト協(星野良三会長)は、国の2013年度補正予算による執行団体として、3月に「トラック輸送の省エネ対策(燃料高騰対策)」の先進環境対応型ディーゼルトラックとエコタイヤ導入に対する補助の募集を行ったが、当初予算に残額が生じたことから、2次募集を実施することとなった。25日に発表したもので、先進環境対応型ディーゼルトラック補助の申請は5月22日から6月6日まで、エコタイヤ補助は5月19日から6月6日まで、申請者所在の都道府県ト協で受け付ける。
先進環境対応型ディーゼルトラック導入に対する補助は、対象事業者が一般貨物自動車運送事業者、特定貨物自動車運送事業者、第二種貨物利用運送事業者に該当し、保有車両が5台以上30台以下の事業者か、これら事業者に貸し渡す自動車リース事業者のいずれかとなる。
補助対象は次の①~③の要件を全て満たすもの。
①車両総重量3.5トン超の事業用ディーゼルトラックのうち、◎「平成27年度重量車燃費基準達成車」かつ「平成21年排出ガス基準適合かつNOx・PM+10%以上低減車」◎「平成27年度重量車燃費基準+5%以上達成車」かつ「平成21年排出ガス基準適合車」‐のいずれかの基準を満たす車両の導入。
②「平成25年12月12日」から予算額に達した申請受付日までに新車新規登録された車両。
③①の導入に当たり◎「平成27年度燃費基準未達成車」◎「平成25年12月12日」以降に名義変更または廃車したもので、廃車または名義変更した日以前、過去1年間以上所有しているもの◎導入する先進環境対応型ディーゼルトラックと同区分(大・中・小)であるもの―のいずれにも該当する事業用トラックの入れ替えであること。
補助額は大型100万円、中型70万円、小型40万円。1事業者当たり1台が上限。予算は約5.3億円。補助金を申請できるのは補助対象車両の車検証上の「所有者」で、「使用者」ではないので注意。審査の上、交付決定と額の確定を行い、各都道府県ト協から申請者に連絡する。
一方、エコタイヤ導入に対する補助は、補助対象事業者が一般貨物自動車運送事業者、特定貨物自動車運送事業者、第二種貨物利用運送事業者のいずれかに該当し、保有車両5台以上30台以下の者。
次の①~③の全ての要件を満たすエコタイヤの導入が補助対象となる。
①「平成25年12月12日」から予算額に達した申請受付日までに導入されたもの。
②全ト協が定めるもの③車両総重量12超の事業用トラック(新車を除く)の全てのタイヤに導入されたもの。
補助額等は導入費用の4分の1以内とし、1台当たり9万円が上限(トラック協会との協調補助で1台当たり最大18万円)。1事業者当たり10台までが上限。予算額は3月の1次募集の予算残額の範囲内(各都道府県ト協の定める額)。交付決定、額の決定通知は先進環境対応型ディーゼルトラックと同じ。