荷物情報前年の3倍に、求荷1件に求車15件 3月WebKIT実績
全ト協と日貨協連による求荷求車情報ネットワークシステム・WebKITの車両を求める荷物情報登録件数が3月に入って急増している。
昨年のほぼ2倍弱となっている2月の荷物情報件数(速報値)だが、3月1日から5日までの各日の登録件数は前年同月同曜日対比で2.5倍から3倍前後で推移している。その一方で、荷物を求める車両情報登録件数が前年を下回る形で推移し、車両と荷物情報件数の格差は15倍から16倍前後にまで達し、求荷1件に対し15件の求車が来ているという厳しい状況となっている。
3月4日(火)の荷物情報件数は5498件で、前年同月同曜日の3月5日(火)の1853件の2.97倍。3月5日(水)は6508件で前年同月同曜日の3月6日(水)の2265件の2.87倍となっている。
車両と荷物情報件数の格差をみると、3月4日(火)は荷物情報5498件に対し車両情報が367件で、情報件数格差は14.98倍。翌3月5日(水)は荷物情報6508件に対し車両情報414件で、情報件数格差は15.72倍にまで拡大している。
今月の中旬から下旬に向けて今後一層の荷物需要の増加に伴い、車両不足が一段と顕著になり、車両と荷物の情報件数格差が拡大していくものとみられる。