WebKITの成約運賃指数が12月も大幅に上昇、運転者不足も影響か 全ト協
全ト協(星野良三会長)は7日、求荷求車情報ネットワークシステム・WebKITで成約に至った運賃を概括的に指数化した運賃指数を公表したが、昨年12月は前年同月比7ポイント増、前月比5ポイント増と大幅に上昇した。トラック運送事業者や荷主企業等の経営安定に寄与するため、その一助となる運賃の直近の傾向を示すもので、11月は前年同月比9ポイント増、前月比4ポイント増だった。
この中で求車の荷物情報の成約率は10.4%にとどまり、前年同月比で2.9ポイント減、前月比で2.3ポイント減となり、求車の需要に十分応えることができなかった。これはドライバー不足、車両不足の深刻化が要因の一つと考えられるとしている。
この運賃指数は、2010年4月を100として公表しているもので、昨年12月は11月の114を上回る119となり、10年4月から19ポイント上昇したことになる。
10年度を100とした運賃指数の年度推移をみると、11年度は104.7と上昇したが、12年度は103.5へと低下、13年度(12月まで)は107.5へと再び上昇している。これを荷物重量別にみると、13年度は4トン以下の108.5に対し、4トン超は107.7となっている。